1. 対象はニューヨーク州の製造業

Empire State Manufacturing Surveyは、ニューヨーク州の製造業を対象に、前月からの変化と6か月先の見通しを尋ねます。地域の回答をそのまま全米の生産・GDPへ広げません。

調査を送る企業の名簿と、その月に実際に回答した企業数は別です。標本の説明を読む際も、対象地域と回答時点を確認しましょう。

2. 総合は、他の指数を加重平均したものではない

総合の一般的事業状況指数は、事業状況を尋ねる独立した質問から作られます。新規受注や出荷などほかの指数の加重平均ではありません。

総合と受注・出荷・雇用の回答が異なる方向でも、それだけで集計ミスとは判断しません。何を質問した指数かを先に確認します。

3. 増加−減少型の0と、ISMの50を分ける

地域の増加−減少型指数では、仮定の増加30%・減少20%・不変50%なら30−20=10です。0は増加と減少の割合が釣り合う基準で、ISMの50とは異なります。

10という指数を生産10%増と読み替えません。6か月先の見通しも、将来実現した生産量ではありません。当月の判断と将来の回答を別々に残します。

4. 質問・地域・時点をそろえて確認する

  1. 公式調査名、対象月、版を残す
  2. ニューヨーク州という地域と、質問を確認する
  3. 当月と6か月先、総合と内訳を分ける
  4. 調整・改訂・最新の公表予定を確認する

フィラデルフィア連銀調査と同種の尺度でも、対象地域は異なります。地域の単月の回答だけで、全米の景気やドルの方向を確定しないようにしましょう。

5. 当月と見通しを二列に分ける

『ニューヨーク州/対象月/一般的事業状況または質問名/当月・6か月先/DI/回答内訳/季節調整/公表版』を残します。同じ月でも、当月の変化と将来の期待は別の観測です。

総合がプラスでも、受注や雇用がすべて増えたとは限りません。まず質問をそろえ、同じ地域・同じ時点の内訳へ戻って確認しましょう。

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