買いの逆指値は上、売りの逆指値は下に価格条件を置く

逆指値は、現在より高い水準で買う、または低い水準で売る価格条件を指定する注文です。新規注文にも、保有建玉を閉じる決済注文にも使えます。買い建玉を決済するのは売り、売り建玉を決済するのは買いなので、保有方向と決済注文の売買を取り違えないようにします。

DMM FXでは、買いの逆指値はAskが指定価格以上、売りの逆指値はBidが指定価格以下になることが条件です。仮に現在の提示がBid 150.000円・Ask 150.020円なら、次の価格条件になります。以下の価格は現在の相場、推奨水準、商品の最低設定幅ではありません。

DMM FXの新規逆指値の価格条件(仮定)
注文指定価格照合するレート
新規の買い150.500円Askが150.500円以上
新規の売り149.500円Bidが149.500円以下
DMM FXの逆指値は、買いはAskが指定価格以上、売りはBidが指定価格以下で条件を満たす
DMM FXの逆指値の条件。指定価格は条件の判定に使い、約定価格を保証するものではありません。

チャートのBid・Askも注文の売買に合わせてください。買い建玉の売り決済ならBid、売り建玉の買い決済ならAskです。異なる側のチャートだけを見て、指定価格に到達していない・到達したと決めないようにします。

逆指値の「現在より不利」は、注文時の提示価格との関係です。建玉の取得価格から利益が出るかどうかとは別です。現在より安く買う・高く売る条件との違いは、指値と成行・即時注文の違いで確認できます。新規の条件に達した後で相場が反転すると、約定価格との関係によっては建玉に評価損が生じることがあります。

指定価格を超えて約定すると、損失も変わる

DMM FXの逆指値は、条件を満たしたときの最新の配信レートで原則として約定します。約定処理に時間がかかる場合には、そのレートと異なる価格になることもあります。指定価格と実際の約定価格のずれがスリッページです。

仮定:別々の二つの米ドル/円取引で、数量は各1,000米ドル、建値は各150.000円です。損切り側の指定価格で全量決済した場合と、0.300円不利にずれて全量決済した場合を比べます。

逆指値の指定価格と実際の為替差損益(仮定)
保有と決済指定価格で決済不利にずれて決済
150.000円の買い建玉→売り決済149.500円
(149.500-150.000)×1,000=-500円
149.200円
(149.200-150.000)×1,000=-800円
150.000円の売り建玉→買い決済150.500円
(150.000-150.500)×1,000=-500円
150.800円
(150.000-150.800)×1,000=-800円

買い建玉では決済価格が低いほど、売り建玉では高いほど損失が増えます。上の為替差損益は約定価格の差に数量を掛けた額で、スワップ・手数料などを含みません。0.300円は許容幅や最大の価格差ではなく、損失が800円に収まるという意味でもありません。数量や価格差の読み方はスリッページでも確認できます。

週明けにDMM FXが最初に配信するレートが逆指値の条件を超えていれば、原則としてその配信レートで約定します。指定水準を飛び越えた場合、指定価格付近で決済できるとは限りません。流動性の低下やシステム・通信の問題により、注文や決済が困難になることもあります。

逆指値で決済しても、損益が必ずマイナスになるわけではない

例えば150.000円で買った1,000米ドルの建玉があり、現在のBidを152.000円と仮定すると、151.000円の売り逆指値は現在値より下の条件です。実際に151.000円で全量決済した場合の為替差損益は(151.000-150.000)×1,000=+1,000円です。利益は取得価格と実際の決済価格で決まります。指定を超えて安く決済されれば、この為替差益は小さくなり、建値より下で決済されると損失になります。スワップ・手数料などは別に確認します。

損切りの逆指値と、業者によるロスカットは別

逆指値は利用者が価格・数量・期限などを決めて出す注文です。ロスカットは、業者が定めた証拠金の条件に基づく強制決済です。逆指値を置いていても、約定前にロスカットの条件へ抵触する可能性があります。

ロスカットの判定水準は、必ずその損失額で決済できる上限ではありません。判定後の手続きや価格変動により損失が大きくなり、証拠金を上回ることもあります。注文の指定価格だけで必要資金を決めず、利用商品の証拠金条件と口座全体の建玉も確認してください。

DMMFX STANDARDで決済の逆指値を出す手順

対象はPC用DMMFX STANDARDで保有建玉を決済する場合です。新規注文の画面や他のツールへ、そのまま当てはめないでください。

  1. [選択]で通貨ペアを選び、[ポジション照会]で決済する建玉と数量を確かめる。
  2. 対象の[決済指定]にチェックを入れ、決済注文の画面になったことを確かめる。買い建玉なら売り、売り建玉なら買いの決済になっているかを見る。
  3. [注文タイプ]で[逆指値]を選び、注文数量・注文レート・有効期限を設定して[発注する]を押す。数量のLotと通貨数を混同しない。
  4. [注文確認]の内容が正しければ[注文する]を押す。確認画面を省略する設定もあるため、入力時に建玉・数量・価格・期限を照合する。
  5. [注文照会]で受付状態、[ポジション照会]で残る建玉、[約定履歴]で成立した数量と価格を確かめる。注文を送っただけで決済済みとは判断しない。

[決済指定]のチェック欄が表示されない場合:同ツールでは既に決済注文があると、欄が表示されません。先に[注文照会]で既存注文の種類・価格・数量・期限を確認します。取消は既存の決済条件を外す操作なので、内容が分からないまま取り消したり、別の新規注文を重ねたりしないでください。

期限切れ・変更・取消後は、注文と建玉を確認する

DMM FXの指定価格による注文には「今日中」「今週中」「無期限」「期間指定」の期限があります。「今日中」は暦日の24時までとは限らず、営業日と夏冬時間の終了時刻に従います。期限を過ぎると失効し、その後に条件へ達しても約定しません。未約定の決済注文が消えても、建玉が決済されたとは限りません。

STANDARDの未約定の逆指値は、[注文照会]の[変更]から価格・期限を変更し、[この注文を変更する]で確定します。取り消す場合は対象の[取消]へ進み、確認後に[この注文を取り消す]を押します。処理結果と残る建玉を照合してください。約定済みの取引を未約定注文の取消で戻すことはできません。

別の手段で決済した後の残注文、部分的な決済後の数量、複数注文の取消連動は、利用商品のルールと実際の一覧で確認してください。分からない状態や通信エラー時は、同じ注文を繰り返す前に受付・約定・保有状態を確認します。

利益側と損失側の決済を一組にする方法はOCO注文、新規注文から組み合わせる方法はIFO注文を参照してください。

逆指値・約定・取消・ロスカットの参考資料

情報の基準日:2026年10月21日。DMM FXの条件・STANDARDの操作は、記載した商品・ツールの範囲です。

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