新規約定の後に、二つの決済注文が有効になる

IFOは、新規注文と、その建玉を決済する指値・逆指値を一組にする注文方法です。新規が約定すると決済のOCOが有効になり、決済の一方が約定すると、もう一方は自動的に取り消されます。新規がまだ約定していなければ、その建玉を決済する段階には進みません。

IFOは新規約定後に決済の指値と逆指値が有効になり、決済の一方が約定すると他方は取消
新規約定後に決済の指値・逆指値が有効となり、決済の一方が約定すると他方は取り消されます。

IFD注文は新規と一つの決済を組み合わせます。IFOでは決済を二つ予約します。既にある建玉に二つの決済条件を置く場合は、OCOの決済例と取消確認が役立ちます。業者によってはIFOをIFD-OCOなどと呼びます。

買い・売りの3つの価格と損益の例

買いから始めるときは二つとも売り決済、売りから始めるときは二つとも買い決済です。DMM FXでは買い注文はAsk、売り注文はBidで約定するため、決済条件と照合するレートも売買方向で変わります。

仮定:米ドル/円を1,000米ドル、新規150.000円で約定し、同じ数量を決済する取引。買いの例は発注時Ask151.000円から150.000円の買い指値、売りの例は発注時Bid149.000円から150.000円の売り指値を予約します。二つの例は別々の取引で、同時保有を前提にしません。

新規が150.000円で約定した後の決済条件(仮定)
新規の方向利益側の決済指値損失側の決済逆指値
買い
150.000円
売り151.000円
決済はBid
(151.000−150.000)×1,000=+1,000円
売り149.000円
決済はBid
(149.000−150.000)×1,000=−1,000円
売り
150.000円
買い149.000円
決済はAsk
(150.000−149.000)×1,000=+1,000円
買い151.000円
決済はAsk
(150.000−151.000)×1,000=−1,000円

損益は表の価格で新規・決済が約定した場合の為替差損益です。スワップや手数料等は含みません。実際の相場、推奨価格、商品の最低取引数量・設定可能な値幅を示すものではありません。発注画面で通貨ペアの取引単位と入力可能な価格を確認してください。

指定価格と実際の約定価格は一致しないことがある

表の逆指値は損失を1,000円以内に固定するものではありません。買い建玉の売り決済が149.000円から148.700円にずれれば、為替差損益は(148.700−150.000)×1,000=−1,300円です。売り建玉の買い決済が151.000円から151.300円にずれた場合も、(150.000−151.300)×1,000=−1,300円になります。

新規側の約定価格も損益に影響します。例えば、別の取引で新規の買い逆指値を使い、150.000円を指定して150.200円で約定した場合、151.000円で売り決済すると+800円、149.000円なら−1,200円です。決済価格だけでなく、実際の新規約定価格から計算してください。

DMM FXの指値は原則として指定レートで約定しますが、週明けなどの例外があります。逆指値は条件に達した後の配信レートで約定するため、相場急変や週末を挟む価格差で不利にずれることがあります。流動性の低下やシステム障害によって、発注・決済が遅れたり取引できなくなったりする場合もあります。価格差の影響はスリッページの疑問で確認できます。

DMMFX STANDARDでIFOを発注する

PC版DMMFX STANDARDでは、新規注文に対して決済の指値と逆指値を入力します。画面名や項目はツールごとに異なるため、スマホアプリなどでは利用中のマニュアルを参照してください。

  1. 為替ボードの[選択]から通貨ペアを選び、注文タイプを[IFO]にする。
  2. 数量、新規の売買、執行条件、注文レートを入力する。Lot表示は通貨数へ換算し、必要資金と照合する。
  3. [OCO1]に決済の指値レート、[OCO2]に決済の逆指値レートを入力する。買い新規なら売り決済、売り新規なら買い決済の価格関係を確認する。
  4. 有効期限を設定し、通貨ペア・数量・新規価格・二つの決済価格を見直して[発注する]を選ぶ。
  5. 注文確認画面の内容が一致したら[注文する]を選び、注文照会で受付結果を確認する。確認画面を表示しない設定では、その画面が出ないため、入力時点での照合が必要。

期限・変更・取消後は3つの一覧を照合する

DMM FXの有効期限は「今日中」「今週中」「無期限」「期間指定」です。「今日中」は注文を出した営業日の終了までで、暦日の24時とは異なります。期限を過ぎた注文は失効するため、新規・決済それぞれの注文に表示された期限を確かめてください。

STANDARDの注文照会では、未約定の指値・逆指値・OCOの価格や期限を変更できます。取消は、対象注文の[取消]から確認画面へ進み、内容を確認して[この注文を取り消す]で確定します。複合注文では、対象の注文番号と取り消される範囲を確認し、判断できなければ確定せず問い合わせてください。

注文・建玉・約定を確かめる場面
場面照合する内容
新規が未約定注文照会の価格・数量・期限と受付状態、約定履歴の有無を確認。取消や失効の後も、新規が先に成立していないか建玉一覧で確かめる。
新規が約定し、決済を待つ建玉の方向・数量・新規約定価格と、二つの決済注文の価格・数量・期限を照合。決済注文だけを取り消しても、保有建玉は決済されない。
決済の一方が約定約定履歴の決済価格・数量、もう一方の取消状態、残る建玉の有無を確認。注文が一覧から消えただけで取引終了と判断しない。

問い合わせには、通貨ペア、注文番号、発注・変更・取消の時刻、約定履歴と建玉の状況を用意すると、確認対象を伝えやすくなります。部分約定時の数量調整や取消の連動範囲は、利用商品の規定・画面で確認してください。

特典の対象取引は注文方式だけでは決まりません。対象商品、集計期間、除外取引などはIFO注文とキャンペーン条件で確認できます。特典だけを目的に取引数量を増やすと、為替差損や費用が増える場合があります。

IFOの仕組み・操作・リスクの参考資料

注文条件の情報基準日:2026年10月22日。

注文方法の目次 / FXの総コスト