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FXはギャンブルなのか?外貨投資とゼロサムゲーム

FX=ギャンブル(投機)という方がいます。実際のところ、外為市場(外国為替市場)における外貨の取引は「ゼロサムゲーム」と呼ばれる勝者と敗者が完全に分かれる取引市場です。

そう考えた場合、FXはもちろん、外貨預金についてもギャンブル(投機)となります。その一方で競馬やパチンコなどとは異なり寺銭は極めて小さい公平なギャンブル市場となっています。

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株や債券投資と外貨投資の決定的な違い

株式投資や債券投資といったものと、外貨投資との決定的な違いはその投下したお金が生産活動のために使われるか?ということが挙げられます。つまり「投資と投機の違い」です。

投資・・・ 投下した資本が何らかの生産活動に用いられるもの。その生産活動等を通じて得られた収益の一部の分配等を受けることができるもの。

投機・・・ 機会に対して投資をすること。つまり、上下するタイミングに対してお金を投資することを指します。外貨(為替レート)に投資をすることはこの「投機」に当たります。

 

外貨投資(FX)がギャンブル(投機)である理由

外貨投資(FX取引)がギャンブル(投機)であるという理由について「ゼロサムゲーム」「為替の期待リターン」という観点から紹介していきます。

①為替市場はゼロサムゲーム

まず、為替取引というのは「ゼロサムゲーム」の代表ともいわれます。
ゼロサムゲームというのは合計すればゼロになるという意味です。為替市場では、為替取引に参加した人のトータルの儲けとトータルの損は合計すればゼロになります。

これは、為替取引というものは相手がいる相対的なものであり、自分が儲かるということはその反対にいる相手は損をすることになるからです。

一方で株式市場などは企業業績が向上し企業の価値が大きくなればその分、市場自体が大きくなります。株式市場の期待リターンは5%程度と言われています。つまり、年に5%ほど市場全体が拡大していると考えることができます。

このように考えたとき、為替市場では平均以上のトレードを行わなければ利益を上げることができないことになります。

 

②為替の期待リターン

FXにおける取引対象である「通貨」ですが、それ自体を保有することでは何の利益も生まないということは感覚的にわかるのではないでしょうか?100万円を「現金として」保有していても1円も利益をうむことはありません。

もちろん、円預金などの形でそのお金を投資すれば話は別です。
ただし、通貨として保有することで何ら利益を生むことはありません

FX取引の場合「スワップ」という形で金利のようなものを受け取る(支払う)ことがあります。
しかしながら、このスワップによる受け取り額を直接「金利収入」と置き換えるのは問題です。

よくある誤解としては高金利通貨の通貨を持つ方が得というものがあります。そもそも、為替取引というのは「金利差」と「為替レート」の両方がセットで取引されています。片方の金利が高いということは将来それだけ為替レートの変動によって差が埋まると考えられる水準で取引されています。

仮に円と豪ドルとの間で5%の金利差があるとします。また、現在1豪ドル90円だとすると。1年後には1豪ドルあたり85.5円のレートに変動すると為替取引参加者は見ているということになります。

そのように見たとき、為替尾の期待リターンは0%ということになります。為替変動によるリスク(値動き)は存在するものの、それによるプレミアム(超過収益)は存在しないわけです。

 

「投機」として考えるとFXは超一流の賭場である

じゃあ、FXはするべきでないのか?と言われたら必ずしもそうとは言えません。
FXにおける寺銭(掛けの胴元が搾取する料金、FXの場合手数料やスプレッドなど)は非常に小さいです。

日本における公営ギャンブルであるパチンコや競馬、宝くじなどと比較すると非常に有利なレートで参加することができます。
また、数千円程度から数億円といった幅広い売買にも応えることができるだけのマーケットとしての厚みもあります。

長期投資によるリターンについてFX取引で期待することはできませんが、短期的な売買を行い「投機」として参加する場としては非常に優れた市場だと思っています(実際に私も参加していますし)。

 

あるいはレバレッジを掛けた上で日本の為替リスクをヘッジしたいという形にも利用できますね。
FXなら国内業者でも20倍ほどのレバレッジで運用可能です。「日本円」のリスクに備えたいという場合、わざわざ外貨資産を持つよりもわずかな証拠金で20倍までの外貨資産を実質的に保有することができるわけです。
たとえば、ポートフォリオのうち20%(200万円)を外貨資産として保有していたいという場合、10万円あればその為替エクスポージャーをえることができるわけです。(参考:)

 

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